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睡眠中の脳の働き

知ればちゃんと寝たくなる…睡眠中の脳の働き
身体は休んでいても睡眠中の脳内は大忙し!

ご存知のように睡眠中には身体を休ませる「レム睡眠」と脳を休ませる「ノンレム睡眠」が繰り返されていますが、その睡眠リズム中で深い睡眠(脳が眠りに陥るノンレム睡眠時)が理想的に得られるほど、体内の修復・回復を促すホルモンが多く分泌され、代謝活動が促進されると言われています。
素晴らしい睡眠のメカニズムや機能を妨げることなく効果的に引き出す「上質な眠り」を実現することでが、自分や大切な家族の心と身体の健康維持につながるなら、睡眠環境を見直さずにはいられませんよ。

 

睡眠中に活発に行われる成長ホルモンの分泌と細胞の再生

「寝る子は育つ」と昔から言われますが、それは赤ちゃんや子供の成長に欠かせない成長ホ
ルモンが睡眠中に分泌されることと関係があります。
もちろん成長ホルモンの分泌は、子供に限らず大人にも同じように行われる大切な働きです。
女性が気になるお肌の再生や、傷の治癒などが分かりやすいですね。

成長ホルモンは寝ついてから3時間の間に大量に分泌され、睡眠の後半にはほとんど分泌され
なくなるのが特徴です。
眠り始めの3時間に途切れず深い睡眠をとることが、成長ホルモン分泌のカギになるという
ことです。

質の良い睡眠がとれれば、皮膚や毛髪、骨や筋肉の成長などが正常に且つ潤滑に促されます。
逆に睡眠が不足すると、この成長ホルモンの分泌が少なくなるので、特に子供の心身や脳の成長に悪い影響を与えます。
また睡眠不足によって皮膚の新陳代謝が低下し、最近の子供に多くみられるアトピー性皮膚炎の治癒経過にも大きく差が出ると言われるほどです。

 

疲労回復

消耗した脳や身体の疲れを取り除き、疲労を回復させます。
睡眠不足だと、大人でもイライラしたり集中力がなくなったり体のだるさを感じたりしますが、不快感を泣くことでしか意思表示出来ない赤ちゃんにも、同じような症状があるという事です。

 

免疫力アップ

睡眠中は副交感神経の働きが活発になり、リラックスした状態になります。
その状態になると、免疫系を担う免疫細胞の活動が促進されるのです。
免疫力が弱まると、出なくてもいいアレルゲンによる抗体反応が出たり、アレルゲンに過剰に反応したりします。
睡眠が不足すると免疫力が弱まり、アトピーが出る原因を作ってしまい、アトピーを治りずらくしているとも言えます。

 

記憶の整理

勉強・仕事・スポーツから日常の些細な事まで、昼間にあったこと・行動や作業はその時すぐに覚えられたり身につくものではなく、睡眠中に脳が「今日起きた出来事」を整理整頓して記憶に残すのだそうす。

新しい事を次々と習得する赤ちゃん、塾や部活に励む子供、仕事や日常の雑事に追われる大人にも「睡眠」がとても大切なのです。

寝ついて3時間の間に成長ホルモンが大量に分泌される・・・と記述しましたが、その3時間を過ぎ、夢を見る「レム睡眠」中に脳の整理整頓は行われます。
ということは、一晩中、邪魔されずぐっすり眠れる環境をつくることが必要ですね。

特に心身共に成長期にある赤ちゃんや子供には、睡眠の良し悪しが大きく影響してきます。
生後一年間で劇的な成長をすると言われる赤ちゃんは、周りからの様々な刺激によって脳が発達し、考える力や覚える力、判断する力などが身につく大切な時期で、パパやママの沢山の話し掛けや愛情と同時に、上質で十分な睡眠が不可欠と言えます。

 

【老廃物の排除】

「睡眠」には脳に溜った老廃物(タンパク質)を脳脊髄液の循環によって強力に取り除く効果があると言われています。
脳以外の身体の部分においてはリンパ管を通って老廃物が排出されていきます。
脳にはリンパ管がありませんが、睡眠中の脳が縮むことで隙間(溝)が出来、脳内老廃物を効率よく運び出してくれる…つまり寝ている間にだけ脳内の掃除が行われるということです。
長い時間をかけてゆっくり進行するアルツハイマー病は、脳内の老廃物で脳神経細胞を壊していく「アミロイドβ」というタンパク質の蓄積が原因です。
25年程もの長い年月をかけて発症するとも言われるアルツハイマー病も、若い頃からの上質な睡眠で予防できる可能性は大きいという事です。
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